老後の貴重な収入源となる年金。
アラフィフで会社をやめて農園を開業しようとしている私も気になる「将来もらえる年金額」。
実際、1か月いくらぐらいもらえるんだろう。
現在、年金生活の実家の両親。
父はいわゆる団塊の世代。高校を卒業して大手の通信事業会社に入社して定年まで。
母は父の3歳年下で短大を卒業して地方公務員を定年まで。
持ち家ということもあってか、二人とも定年以降は悠々自適の生活をしています。
実家の近所でも、両親と同じくらいの年齢の人が、建設現場の仕事に行っていたり、早朝のお弁当詰めの仕事をしていたり。
年金生活といってもいろいろあるんだなあ。
大学を卒業して社会人になったばかりの息子は「目標はじいじとばあばみたいに歳をとること」と言っていたのが印象的でした。
私は正社員を辞めて大丈夫なのか?ちょっと不安がよぎったので調べてみました。
- 私のように会社を辞めて個人事業主になろうとしている方
- 転職を考えている方
の参考になればうれしいです。
年金受給額の平均は?
国民年金と厚生年金がありますがどちらも年金受給額は
- 加入履歴
- 保険料納付状況
によって異なります。
国民年金、厚生年金への加入期間が10年以上(65歳まで)でなければ受給資格がないとされています。
65歳になったときに加入期間が10年未満の方は年金を受給できません。
受給資格期間は厚生年金の加入期間ではなく国民年金だけに加入していた期間も合わせて計算されます。保険料の免除期間や一部免除期間も計算に含まれます。
つまり、何らかの理由で保険料を納められない場合でも、きちんと免除や一部免除の手続きを行っていれば、加入期間としてカウントされるということのようです。
それを踏まえて、厚生労働省「厚生年金・国民年金事業の概要」によると
国民年金のみ受給の場合 (自営業・専業主婦など)
1か月の年金受給額 平均 約5万6千円
国民年金と厚生年金の両方を受給の場合 (会社員・公務員など)
1か月の年金受給額 平均 約14万5千円
となっています。
program-virtual.com 引用
実際にいくら年金をもらっている?
平均はわかったけど、先輩たちは実際にどのぐらい年金をもらっているんでしょうか?
①70代男性 会社員から30代でお弁当屋さんを開業。その後、借金をして会社員に
1か月の年金受給額 約10万円
②77歳女性 18年間パート勤務
1か月の年金受給額 約9万円
夫の入院費足りず 毎日4時間清掃の仕事をしている
③70代男性 ディーラー(車) 約45年間勤務
1か月の年金受給額 約16万円
④80代女性 現役時代月収80万円の時も! 約5年間勤務ゴルフの会員権の販売
1か月の年金受給額 約7万円
⑤70代男性 広告代理店経営 現役時代いい時は月収約150万 約30年間勤務
1か月の年金受給額 約15万円
⑥70代男性 大手ゼネコン 約40年間勤務 アメリカに約5年間駐在 年収約3000万円
1か月の年金受給額 約21万円 + アメリカ政府からも年金をもらっている 約8万円
⑦64歳男性 飲食店経営 約20年間勤務その後約24年間自分の店を経営
1か月の年金受給額 約7万8千円
実際の話を聞くと、年金受給額にこんなに差があるんですね。
(例)私はいったい年金をいくらもられるのか?
国民年金も厚生年金も年金受給額は
- 加入履歴
- 保険料納付状況
によって異なります。
私は今のところ国民年金の保険料を満額支払う予定。
令和6年度では、国民年金が満額で81万6千円(年額)受給できるので、1か月にすると6万8千円。
東京海上日動あんしん生命の「マネコミ」(manekomi.tmn-anshin.co.jp)を参考にすると
〈表〉加入期間・月収別の受給見込額(月額)
月収 | 10年 | 20年 | 30年 | 40年 |
---|---|---|---|---|
15万円 | 7万6,222円 | 8万4,443円 | 9万2,665円 | 10万886円 |
20万円 | 7万8,962円 | 8万9,924円 | 10万886円 | 11万1,848円 |
30万円 | 8万4,443円 | 10万886円 | 11万7,329円 | 13万3,772円 |
40万円 | 9万472円 | 11万2,944円 | 13万5,416円 | 15万7,888円 |
50万円 | 9万5,405円 | 12万2,810円 | 15万215円 | 17万7,620円 |
65万円 | 10万3,627円 | 13万9,253円 | 17万4,880円 | 21万506円 |
※月収から平均標準報酬額を算出し計算
※老齢厚生年金+老齢基礎年金で計算。老齢基礎年金は令和6年度の満額(81万6,000円)とする4)
※平成15年4月以降に厚生年金に加入したと考えられる人が対象と想定
※小数点第一位以下は四捨五入
manekomi.tmn-anshin.co.jp 引用
私の場合は、パートを15年間、正社員を10年間しているので、厚生年金に入っている期間は10年間。
だいたい月収30万ぐらいなので表を参考にすると厚生年金から8万4,443円。
6万8千円+約8万4千円=約15万2千円
ホントに?意外ともらえるなあ。
でもこれで暮らしていくのはちょっと厳しい…。
年金だけで悠々自適に暮らしていると思っていた両親は、確かに現役時代、投資や貯蓄をしていたと、今になって気付くアラフィフの娘…。
やっぱり還暦までに農園を開業して年金プラス自分で収入を得る方法を手に入れておく必要があると、改めて決心を固めました。
まとめ
今回は「仕事によって将来もらえる年金額は実際どれだけ違うのか?」について調べてみました。
- 国民年金だけ受給する場合(専業主婦、自営業)と国民年金+厚生年金を受給する場合(会社員、公務員)がある。
- 収入が違うと収める厚生年金の保険料も違うので収入が高い人の方が将来もらえる年金額は多い。
- 国民年金も厚生年金も保険料を納める期間で将来もらえる年金額が違う。
- 年金だけに頼らず、現役時代から準備したり、年金世代になっても収入を得ることを考えておかなければならない。
ということがわかりました。
いい歳の重ね方をしたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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